FULLERVISHー蜜売家枇薬

創作落語の同人グループ・蜜売家一門より、蜜売家枇薬の雑記録です。

代議会書類_本文8[書き起こし]

星のような干し魚が死んでからもう久しい時間が経っているが、それを悲しむのは当人しかいないので、とぶらいは哺乳類と化したその同じ白い足で同じ畳を踏んで仰向けに倒れた頬を涙が伝って。滴る汗は拭いてほしい、ただあの慰問の時の古い風を前に見て。呼吸は止まっていない、ただ吸収されただけの、そして確かにそれは水を吸い子宮を得たままの状態で、綺麗にかおをふいてあげて、そして消えない星へ、瓶に詰められて煮詰められた星へ、何が正しいとかはなく、あえて「あれが正しかった」と言い訳をして今の自分を慰める生き物としての三等星の人気者。泳ぐことこそこの星の使命でありそれは火が落ちるまでの時間制限のある想いのかけらの水滴です。ある時は重く、ある時は弾けています。それは全ての人の脳髄へ。全ての人の手の甲に刺さったピン留めの冷たい憎しみからしたたる導線のように暗く重い重圧を加算していくのです。誰もわたしを正気だと証明することはできません。ただわたしの精神だけがそれを証明するのならば、わたしは狂人と言うに足る属性を持ち合わせていると、そうは思いませんか?

目の前に見えている光景が正しいと証明出来るものなど存在しません。あなたすらわたしの幻覚かもしれないのに。病気が存在します。とても怖い思いをよくするので言語化が可能です。よく眠ります。オレキシンの欠如した視床下部が指をさして笑います。そして落ちます。ある日突然現れたものではなく、抑圧された脳内麻薬の暴発が引き起こした恒久的な障害です。これには意味が通ります。一等星が生きながらえているのは順応ではなく諦観のようです。どこへ行こうが逃げられないのは下劣な匂いでした。合言葉は、

『自分の周辺の平均値は自分の能力です』

いるかが夢を見るのでしょうか?生真面目ないるかは蜜売家麻薬の夢を見るか?

結局はあなたに支配されることでしかわたしは固定化されないので。わたしはいるかの脳内麻薬。