FULLERVISHー蜜売家枇薬

創作落語の同人グループ・蜜売家一門より、蜜売家枇薬の雑記録です。

代議会書類_配布書類1

星は死んだ方がいいらしいそれが許されたかもしれないがわたしにそれは許容できない。後にはブロンの大きな瓶に詰められて煮詰められた星が居てぐるぐる回転しながらわたしを追ってきて嫌だなと思った。星は死んだ方がいいらしいそれは許容できないとわたしが言おうとそこに星は許容されないのだから。前にはかがやく紺色のプールがあってそこには熱湯がぐつぐつと煮立っている。星は死ななくてはいけなかったかのようだ、それは停車場に響く慟哭、山の中で見た星のわびしい美しさと共に突きつけられる事実。星は勢い余ってブロンの瓶ごと紺色のプールに落ちて死んだ。星は死んだ。星は死んだのだ!ああなんと愚かな、意志薄弱そうなスキゾフレニア!!それは見るからに中身のない、それでいて重々しい!!星は死んだのに、星の死んだスキゾフレニア!!晴れる日は天へ。雨の日はそして地に落ちる。真っ暗な子宮の中で!!わたしは生まれるのを待っていたただの瓶詰めだった!あああああああああああああわたしは待っていたのに!!わたしは星になりたいだけだったのに!!!落ちた先は虫の這いずり回る哀れな生き地獄だった、ああああああああ、あああああああああ!!スキゾフレニアのついた嘘がわたしを虫の栄養タンクにしてしまった!!