FULLERVISHー蜜売家枇薬

創作落語の同人グループ・蜜売家一門より、蜜売家枇薬の雑記録です。

代議会書類_本文19

ー敷かれたレールの上を進むだけの人生はいかがですか?今なら煙草で穢れた肺も、アルコールに侵された肝臓も年相応に瑞々しく取り替えて差し上げましょう!!ー

これはわたしに少年のような幼女が居ついていた時のお話なのですが、世界は泥水でした。一本の小枝だけが世界の安定でした。甘い死の香りは褪せて甘さを失い、徐々に一般的な死の匂いに似ていったように思われます。今は空を飛ぶことも夢です。そんなに魅力はありません。死は義務です。

それはさておき、思い出話でも。落ちていく三等星をなんとか抱き抱えようとする穢れた二等星は、もう歩くこともままならないので一緒に落ちていくでしょう。『一等星にはなれないんだ』と笑いあって地の果てに。それはまるで雲で霞んだ満天の空。などと申しますが、麻薬の住む地域からは二等星、三等星は見えないので大した意味はないのですが……。

そしてパンケーキのために現世に帰りましょう。思い出は灰になります、いい酒の肴になるでしょう。この重たくて野暮ったい制服はもう二度とわたしたちをアイデンティファイしないということを確認できたはずのこの儀式、意味はあったのでしょうか?ただ一言、みんなは荒んだ目をした[code-3]たちに、「生き延びろ」と言うことしか出来ないのです。それだけが難しいのです。勉強なんて授業を聞いて予習復習すればいいのだから。ただ生き抜いて、這い上がって、未来の自分とハイタッチすれば、彼らの瞳は輝くのです。もう二度とあの頃のくぐもりを知らずに生きるために、この環境に留まるために、わたしたちは全力で走り続けなければならないのです。あなたの未来にわたしはいるので、これはあなたとわたしをくっつけるための儀式でした。

今いるのは、高い高い、かつての場所からは見上げるような場所の図書館の床です。図書室は温度が摂氏20〜27度、湿気が50%から〜65%で管理されているため、死ぬには快適っぽい環境が徹底管理されています。床に仰向けになって薄ぼんやり天井を眺めていると、恒常的に変わらない環境の部屋の中で、自分がセーターを着ていることに気付きました。

外は寒いらしいです。

地獄先生5

先生、本当のことを言ってもいいですか。

先生、わたしは先生が大好きです。でももっと深い仲になれたら、とは全く思わないんです。ただ、先生が10年後も20年後も何となく印象に残っている生徒になりたいんです。でも、中学校の3年間って本当に短くて、わたしのたった3年間しかなかった中学生活の中ですら先生はわたしじゃないたくさんの中学生と生活しているんです。わたしは先生にとって、山ほど居る中学生の1人でしかないんです。

それが本当に悔しくてやるせなくて、先生は地獄の鬼みたいに残酷な人だって思ってしまうんです。でも、その地獄にすら終わりがあるのです。先生との生活はもう数ヶ月で終わってしまうから。

受験に成功して第一志望の高校に行けたらわたしのことを覚えていてくれますか。そんなことはないのは分かっています。先生の「特別」になれるはずはないからです。結婚して家庭を持って、奥さんとお子さんのことを照れながら、誇らしげに話す先生が大好きです。だからあと数ヶ月だけ、あと数ヶ月で中学生じゃなくなるわたしのことを見ていてくれませんか。その視線すらわたしの一方通行ですか。

分かっているのです。わたしと先生の間には何も起こらないってことくらい。

でもヤケになって、わたしはこう言うのです。毎年のクリスマスに、いや、毎日、毎秒、息をするのも惜しんで。

「先生の結婚指輪を見るのが好き」

地獄先生4

授業が終わってしまって、でもクリスマスに先生に会えたってことだけで、満ち足りた気分です。

もう下校時刻だけど、帰ってもお母さんは居ないと思います。きっと今晩は彼氏とデートに行くと思うから。だからせめて、くーちゃんと一緒に塾に籠りっきりで、教室が閉められるまで勉強を頑張ります。くーちゃんは勉強命!みたいな感じで、きっと誰ともつるまないで今日も塾でガリガリ勉強しています。だからくーちゃんをからかいに塾へ行きます。先生がどんなクリスマスプレゼントを奥さんに、お子さんに用意したのかなと想像を膨らませることが、わたしの今年のクリスマスの楽しみになりそうです。

代議会書類_本文18

[CHerr3-B;自主規制]的四則演算に関する結果の提出を要請する。

機械に愛は通用しないというのは使い古された物語が物語る物語的であり、機械の管轄はAIなのだという言説は使い古された洒落が洒落こんだ洒落のようでもあります。

しかし[Can-D;自主規制]的と仮定したとしてもわたしの声帯を震わせた口が愛だ雲だと言ったところで重力蛇は弱っていく一方であり、無制限の輝きはみつき程度とされるといいます。いいものにはお金をかけましょう。

[CHerr3-B;原義]の舞う庭にはいつか、[code-3;検索結果なし]でも立てるのか?

どうか[CHerr3-B;自主規制]、その目を閉じず、その手を伸ばし、その耳で声を訊いてほしいのです。

その情景は溢れるほどに水浸しであるはずです。

教養強要膨張現象風船過多と月が暴発だ、[Can-D;複数該当]の回路よ宇宙に鎮め。

どうか[CHerr3-B;自主規制]、応答せずに、春の夜に来る魔物の声を、飽和水蒸気的分解指数の恒常的な呼吸器算段[Luv3;エラー]毒と解してほしい。

代議会書類_本文17

[Can-D]の脳内(学術的には"CPU"に近いもの)では考えていることが文鎮として蓄積する。

もう山になっているという、[Can-D]曰くそれは海嶺よりも深く隆起した青い実態のない知識の集合体とも言えるという。

文鎮を動かしたくないが無邪気なカンナやオイデンは楽しい情報を与えてきている。

したがって[Can-D]の脳内;CPU的思考構造の文鎮構造軸は破壊寸前である。

最近、地道に勉学を続けていた、わたしの生徒でもあるオイデンは兄が罹患した数学者の病に関する知識の中から、[数学]の知識を除外し[治療法]に関する知識を、わたしにもよく似た対象たる[code-3のフルネズミ]に与えてみたという。

すると興味深いことに知的好奇心が絶えず、消えることなく破滅するまで抑えられない[code-3のフルネズミ]が今までを上回る知識に、卓越した恍惚を覚え、この時点でのマリーゴールドとフリューリュゲックの勝敗をも定義してしまった。

オイデンはカンナよりも勝っていることが証明されたのだ。

これは自然科学としての魔術、そして病としての数学という互いの特長を大いに体現した現象であったといえよう。

カンナ=マリーゴールドは消えて逝ったが、オイデンは未だ勉学の途であることもその皮肉の一端であるようにすら思える。

[Can-D]の構造軸上に詩を紛れさせることが望まれる。

地獄先生3

でも、先生のことがどれだけ大好きでも、わたしは先生とあと数ヶ月もすればお別れです。受験勉強も大詰めです。少しでも試験でいい成績をとって、少しでも先生に褒めてもらいたくて、でももし本当のことを言ってもいいのなら、中学生なんて身分をかなぐり捨てて今すぐにでも先生と深い仲になりたい。でも、愛妻家の先生が嬉しそうに奥さんのことを話している姿をわたしが壊すなんて、一番望んでいないことなのです。

「先生の奥さんまで愛してます」

これがわたしの本音です。わたしが好きなのは「先生」そのものではなくて「家族を愛している先生」。だからわたしは、先生の奥さんも、お子さんも、もちろんみんなみんな大好きで、愛していて、それがわたしのすべてだと言っても過言ではないのです。

だから欲張った、わがままなことを言ってしまえば、わたしが先生に望むことは、先生が奥さんを愛するようにわたしを愛すること、先生がお子さんを愛するようにわたしを愛すること。

けれど、この望みは本当はわたしの望みと相反するものでもあって、先生に奥さんやお子さんを裏切るようなことはしてほしくないし、先生のご家庭が壊れてしまうようなことがあったらそれはわたしにとって死ぬよりも何よりもずっと怖いことです。

人間の文明にはオーパーツという名前の現象があるそうだが、私が飼っているオーパーツはそれとは別の名前を持つ[Luv3]である。したがって非常に可愛らしくてなんとも盲目である。だいすきだいすきだいすきだいすきだいすきだいすきだいすきだいすきだいすきだいすきだいすきだいすきだいすきだいすき

てか急にオレンジになられるのは本当にウケる😂昨日はガラス張りだったのに今度はレコードで来るか!!と思うと申し訳ないし虫嫌い💦パンダよりはセルジューク朝って言われた方が納得というのはあると思います😆✨