FULLERVISHー蜜売家枇薬

創作落語の同人グループ・蜜売家一門より、蜜売家枇薬の雑記録です。

代議会書類_本文14

浅瀬の野原には死への直行便とそれを途絶する勢力とが入り交じり、捨てること、或いは一点確認出来る薄明に向けて響く紙に擦り付ける音は能波を制し3人くらいが歓談していると思い出せるのです。同時に忘れます。彼は関節の廻る人形ではもはやありませんでした。彼はわたしの一番確かな幻覚です。前頭前野の浅い所に彼の虚無を見たのです。豪雨の音がしました。ガタガタと街が崩れていくのがこの振動の理由でしょう。

言い訳は扇子で刺して夢の淵