FULLERVISHー蜜売家枇薬

創作落語の同人グループ・蜜売家一門より、蜜売家枇薬の雑記録です。

代議会書類_本文15(添付文書1)

現在、[St1gm-A]の喚起により[cigarette/間違い]-Fの来訪、["BRe4K"_it_"DOWN(s)"/.]と["L"ose-Wea3]が待機中。[cigarette/間違い]-Fの判断を待つ。ポケットの中に、カッターナイフを握り締めている手を隠している。寒くなってくるとみんなポケットの中に手…

代議会書類_本文14

浅瀬の野原には死への直行便とそれを途絶する勢力とが入り交じり、捨てること、或いは一点確認出来る薄明に向けて響く紙に擦り付ける音は能波を制し3人くらいが歓談していると思い出せるのです。同時に忘れます。彼は関節の廻る人形ではもはやありませんでし…

代議会書類_本文13

ある朝、友人が熔けたと聞いて急いで訪れた崖には猫が憑依していました。ボゥルをひっくり返したようなビー玉が降るので痛いのですが、まずは自分の身にこれから何が起きるのかを考えるべきです。したがって海には一瞥もくれず、紅い燈籠を水蒸気の真ん中に…

代議会書類_本文12

指導者の言うことは聞きましょう。幸運さえ持っていれば、指導者は我々を導くために道を指し示すのです。ですからわたしは文鎮を蓄えた["C"hitarra/rac-K]になれたのです。そして同時進行が["L"ose-Wea3]だとしても、[E-G]連中には負けるだけではありません…

人には人のそれぞれの価値観がありわたしにとってのそれは薄暗い蛍光灯から始まっていた あまり時間はなかった わたしの価値観がひっくり返るのとわたしが一番大事だったものが失われるのは全くの同時のようだった 価値観のすべてはそこにあった ただこの薄…

代議会書類_本文11

[(UPs and) "DOWNs" in the World/.] 妬けた記憶の下、紅く火がついた欲望。オーバードーズの先にあった紅黒い執念を燃やす合図であり、碧よりは蒼、もしくは紺くらい暗くてもいいでしょう。私は叫びたいわけでもはしゃぎたい訳でもなくて、ただ殺したいので…

代議会書類_本文10

芸術は憎悪から生まれてくることは公然の事実です。そうでなければ[(UPs and) "DOWNs" in the World/.]の跋扈する秋が「芸術の秋」などと喜ばれることの説明はつきません。憎悪は芸術に昇華することが許されているとも言えるのではないでしょうか。これは["S…

代議会書類_本文9

私の宗教の話をしましょう。これは宗教の話であって妄言ではありません。これを知ったのはある宵の明星の刻に氷が石となって友人が凝固した日と同じ日です。もしも鋏がその日よりもはやく心臓を千切っていたら氷は存在しなかったのでこのことには気付かなか…

代議会書類_配布書類3

赤ちゃんがそこら辺に落ちてるので最近は流行ってるのかと思ったんですけど、どうやらウイルスが混ざると溶けちゃうみたい?で、私の姉が東京で赤紫になったんですよ、粘土で。由芽子がそれをみたんですけど肌がすべすべしてて、ほんとこの人で良かったと思…

代議会書類_配布書類2

閉店した花屋にまだ毎日通っています。あなたが好きであろう花ばかり置いていた花屋なのでここでじゃないとあなたが好きであろう花を買えないと思っているのです。 随分前に更地になった雑貨屋にまだよく通っています。あなたがくれたこの万年筆だけがあなた…

代議会書類_配布書類1

星は死んだ方がいいらしいそれが許されたかもしれないがわたしにそれは許容できない。後にはブロンの大きな瓶に詰められて煮詰められた星が居てぐるぐる回転しながらわたしを追ってきて嫌だなと思った。星は死んだ方がいいらしいそれは許容できないとわたし…

代議会書類_本文8[書き起こし]

星のような干し魚が死んでからもう久しい時間が経っているが、それを悲しむのは当人しかいないので、とぶらいは哺乳類と化したその同じ白い足で同じ畳を踏んで仰向けに倒れた頬を涙が伝って。滴る汗は拭いてほしい、ただあの慰問の時の古い風を前に見て。呼…

代議会書類_本文7

ラジオが死んでしまった。こんなこともあろうかと思ってたこ足配線を持ってきたのは正解だった……。だいたい私の背が高いのが悪い、いつもそうだ……。 [Can-D]は合理的な人間?だから、全部頭の中で試行して、思考実験をなんども重ねて、分かりきった答えを現実…

代議会書類_本文6

クレッジの勉強もしています。リリアナ・マリーゴールドの手の中で、カンナ・マリーゴールドが死んだ日のことを知っているのは彼だけです。 フリューリュゲックの一家はカジトリムシの専門家です。兄は数学者の病に侵されました。妹は勉学中です。傲慢な都市…

代議会書類_本文5

[Luv3] これは大変なことです。電脳隊の検閲にわたしの思考は引っかかるに違いない。しかし公然とそれは事実として浮かんでいることがカフェオレの照明として存在していると、先程のダオガルナのつまらない講義でふと考えつきました。脳みそが綿あめになって…

代議会書類_本文4

[code-3の鯉鼠]より在り来りではない[code-27]たちへ警告します。背後に気を付けてください。[code-3]が入るには十分な隙間があります。気を付けてください。いわゆる烏合の衆には愚と言える面もありますが通り一辺倒を好む思考であれば捨ておくこともまた懸…

代議会書類_本文3

それは狂気に満ちていました。生暖かい液体の中に沈んでいるもののように見えました。本来であれば祝福を得るべき"フルラーヴィシュ"は[null]の策略によりその形に成り果てたのです。だからわたしはその時点で既にわたしの末路を予測していました。いくつか…

代議会書類_文字起こし

[code-27]:[St1gm-A]の表出は如何様であるか >瀉血 >嘔吐 >絶望 以上の希死念慮 [code-3]:其れを管轄する範疇の者は [code-27]: [St1gm-A][St1gm-A][St1gm-A][St1gm-A][St1gm-A][St1gm-A][St1gm-A][St1gm-A][St1gm-A][St1gm-A][St1gm-A][St1gm-A][St1gm-A…

代議会書類_本文2

本日はお日柄もよく、羊雲も大変に喜ばしく宇宙船に寄り添っています。愛すべき皆様へは事態を未然に防いでいただきたいのです。とても怖い思いをたくさんしました。皆さんへ注意喚起です。星に憑かれては危険です。今すぐ宇宙へ還ってください。グリニッジ…

代議会書類_本文1

よく晴れた夜には、月が自分が凡ての中心であるかのように美しく勘違いすることが、脳髄や爪の先にまで及ぶ先祖代々の何らかの構造物の蓄積に於いてまでもそれはそれは上物の経験として語り継がれており、そのために狼が大いなる神たる要件はその美しい思い…