FULLERVISHー蜜売家枇薬

創作落語の同人グループ・蜜売家一門より、蜜売家枇薬の雑記録です。

代議会書類_本文9

私の宗教の話をしましょう。これは宗教の話であって妄言ではありません。これを知ったのはある宵の明星の刻に氷が石となって友人が凝固した日と同じ日です。もしも鋏がその日よりもはやく心臓を千切っていたら氷は存在しなかったのでこのことには気付かなかったと言えます。悪魔を笑わせることはある種わたしの使命のようなものでした。一般的には次の夏の話をすればよいのですが、わたしは、紫陽花の毒にも屈しないためにも……、もしくはこの夏の木槿に毒されないためにも、似た声を追って"Sualocin"に成り果てた蜘蛛か魚かに入り浸っているのです。蛇がトパーズに近付くと鍋の底にこの前のようにまた腐敗した鋳造師が眠り込んでしまうので白くなれません。譜面の音が凡そ似て非なることには気付いているのですが見ないふりは出来ます。しかし容量が未定でありよくありません。

いつだってそれは甘酸っぱいレモン的比喩に該当せず、すこし濡れていて腥く、且つ掴みどころが難しいです。しかし麻痺の魔法はイオクターの最中に有効であり、後に灰燼化する沼のようなイオクターをまるでヨーグルトかのように摂取します。ある種の洗脳であり、対処はほぼ不能であると考えられます。

おめでとうございます。逃げきれたようですね。