FULLERVISHー蜜売家枇薬

創作落語の同人グループ・蜜売家一門より、蜜売家枇薬の雑記録です。

代議会書類_本文11

[(UPs and) "DOWNs" in the World/.]

妬けた記憶の下、紅く火がついた欲望。オーバードーズの先にあった紅黒い執念を燃やす合図であり、碧よりは蒼、もしくは紺くらい暗くてもいいでしょう。私は叫びたいわけでもはしゃぎたい訳でもなくて、ただ殺したいのです。生きることが上手い人だけが生き得るのだとすれば私はその条件を満たしません。しかし生きた上で被る被害もあると言います。まさしくイスパニアの体調でクリスマスプレゼントを反故にしたような状況です。我々には本来電解質の文鎮という自浄作用的な思考能力が内在しておりますが、それをアウトプットすることによりやや慢性的な思考失敗に陥ることが少なくありません。これは思考実験とも言えます。沈殿した思考の把握のための実験室の手配は既に進められておりますが、充実した環境とは言い得ません。月は狂人を作ります。日常生活で月になど毛頭興味を持たない人間が狂ったように月を褒めそやす夜が時折訪れることがそれを証明しています。つまり今晩は狂っていないあなたが狂人です。みんなで狂えばそれは正常なのです。月を見上げ酒を酌み交わす妄想をしながら鉄柵の中で涎を垂らしましょう。多分このことはルゥズィイの方が詳しいです。彼女がこれの具現化なので。ルゥズィイは絶対に目を引きます。あなたの萎れだからです。でもルゥズィイはあなたを見捨てません。情熱の裏返しはルゥズィイだからです。ルゥズィイ、もとい["L"ose-Wea3]によろしくお伝えください。